第8話 面接
それから数年がたつ
今から約4年くらい前
震災バブルが終わりつつあるなか一人のパートが辞めようとしていた
そのパートの人は俺らの課の人で、もし辞めるとなれば代わりに誰かいれなきゃないなと思っていた
社長に辞めると言ってきたらしく誰かすぐ入れるらしい
ある日事務所の社長の机の上に履歴書が置いてあった
この人か…
写真を見た感じの印象は
30才くらいでギャルっぽく早めに結婚してそう
ってイメージだった
次の日に面接に来ると聞いた俺はその人が
仕事出来そうか出来なさそうかの判断しか俺の頭にはなかった
結婚していたっていうのは聞いていたからかもしれないが女性としては見ていなかった
そして
俺はいつものように仕事をする
配達に持っていく肉を切ったり準備したりして車に積み込み配達する
帰ってきたら次の日の準備や在庫作りをしてという時間に終われる日々である
次の日、いつものように配達をしに外に出ようと玄関に行くと女性がこちらに近づいてくる
!!
すぐ面接の人だと分かった
俺は
「おはようございます」
と言うと
「おはようございます」
と返ってきて二人は玄関ですれ違う
後々、この人と急展開になっていくとはこの時まだ知らない