第34話 遊園地

友治「先月は水族館行ったから今月は遊園地行かない?」

恵美「うん、いいよ」


月に1度、1日遊べれる日があってその日の約束をした

月に1度…それはつまり月に1回は子供と会わせる日だからである


そして約束の日

二人はウキウキ気分で出掛けた

友治「最後に行ったの小学校以来だなー」
恵美「私も小学校以来から行ってないかもー」

話ながら行くと着くのはあっという間だ


友治「いやー全然覚えてねぇ‼」
恵美「なんかコスプレやってる人いない?」
友治「なんかイベントやってんじゃない?」

受付して中に入る

友治「ねぇねぇ何から乗る?」
恵美「何乗りたいの?」
友治「ジェットコースター乗りたい」
恵美「んじゃ乗ろ?」

ジェットコースターには三種類あって2番目の大きさのやつに乗った

単純に近かったからそれにしたのだが、一番レベル低いやつから乗れば良かったと後で後悔することになる

乗ってワクワクしていたのだが久々に乗るため緊張してきて登って落ちる時には
死ぬー‼
やべー‼
とか思った‼

終わるときには足が震えて上手く立てず

恵美「めっちゃ楽しかったね」
友治「う…うん、ジェットコースターってこんなんだったっけ?怖くね?」
恵美「その怖いのがいいんじゃん」
友治「俺足が…震えてるんだけど…」

そういいつつも普通に見えるようになんとか歩く

こうして色んなものに乗って行って一番大きいジェットコースターも普通に乗れた

やっぱ久々に乗ったからか…

そう思うことにした

友治「最後は観覧車に乗ろう」

そう言って観覧車に乗る

中は結構広くて横になれるくらいだった

友治「歩きまわったから疲れたー」

恵美「そうだねー」

頂上付近になると恵美の横に座った

俺は観覧車の頂上でキスをするのをずっとやってみたくて、思ってる感じの通りにした

友治「ずっとこれしてみたかったんだよね」
恵美「そうなのー?」
と、お互い笑い合いながら言う


友治「今日はすごい楽しかった」
恵美「わたしも」
友治「次は4人で行こう」
恵美「うん‼」


こうして楽しい時間は終わっていき段々といい方向へ向かっていく

やはり俺の思っていた通りになったな

あの辛い思いはその時だけだったようだ

不安はどんどん消えていった