第37話 誕生日②

先輩は奥さんと一緒にいた

二人とも同じ会社で奥さんと恵美は同級生なので俺らの関係は唯一知っている人だった


あっぶねー
この二人で良かったわー


友治「おおー‼何しに来たんですか?」

先輩「ポケモン捕まえにね」


俺もやりてー
ただデート中やると怒られるからな~


先輩妻「ここにモジャ…あれ?モンジャ…」

友治「モンジャラね」
先輩妻「そうそれ‼」
笑いながら言う

先輩「行くよー」
と言い
二人は去っていった


友治「一瞬焦ったわ」

恵美「わたしも」


そのあと待ってた電車に乗り車がある塩竃に戻り車まで戻る

帰る途中恵美が
「LINEに今日撮った写真載せとくね」

「うん」


恵美は写真を子供に見られないようにLINEに載せてから消すようにしていた

だが…

恵美「あっ‼」

友治「何したの?」

恵美「あーヤバイ‼ヤバイ‼」

友治「何?!」

恵美「あー間違ってレアに送ってしまった…」

友治「えー」

恵美「もう既読ついたし…」

友治「まあ…まだレアで良かったんじゃね?レアは薄々気づいてると思うしジュリに見られないように言ってたら?」

恵美「レアがジュリは隣で見てるだって…」

友治「そうか…」

恵美は落ち込んでいた…

俺は笑っていた


恵美の家の前まで来ると

恵美「まだ誰も来てないみたい…」

友治「んじゃがんばって‼」

俺は笑いながら返す


友治「それじゃ!今日はありがとう」

恵美「んじゃね」


二人は帰る


恵美は後悔しながら家に入った


はぁ…
なんでわたしはレアに送ってしまったんだろう…

落ち込んでいるとお父さんとお母さんが帰ってくる

そして後からレアとジュリもきた

ジュリが今にも泣き出しそうな顔でいた

ジュリがママを見つけると泣きながら
「ママー!!なんで佐藤くんといるの!!ママの隣はジュリなの!!」

恵美(頼むからお父さんとお母さんの前ではその話題出さないでー)



後から電話して分かった

友治「ジュリは俺のこと嫌いになるかなー?」

恵美「いや寝れば治ると思うから」

友治「じゃあ今度は4人で出掛けるか!」

こうして次は4人で出掛けることになった

第36話 誕生日①

今日は俺の27歳の誕生日‼

ちょうど日曜で恵美も一人だったため一緒に出掛けれることにできた

いつも俺の誕生日は何か特別なことをやるわけではなかったので今日はすごい楽しみにしていた

とりあえず仙台方面へ向かってたがちょうどお昼頃だったため塩釜でご飯を食べることにした

友治「ここで食べるか!」
恵美「そうだね」

恵美「ねぇ船に乗れるよ?」

船のチケット売り場に指を指す

もう少しで出発する時間だ…

「よし‼乗るか」

急いでチケットを買い船に乗る

二人で写真を撮ったり景色を眺めたりしていた

松島に着くと昼御飯を食べてなかったので和風の店に行って食べる

近くでアイスも食べた

車が塩竃にあるので電車で戻ろうと次の時間まで待っているとアンケート録ってる人に遭遇した

「すみませんアンケートお願いします」

「はい」

何個か質問をされてると
松島にあなたは誰と来ましたか?
という質問に

「これは友達だね~」
と言われ勝手に次の質問に進んでいった

友達にしか見えんのかい‼
と心の中でつっこんだ‼

アンケートに終わり駅の前で座って休んでいるとまた声をかけられる

「おー‼佐藤じゃん‼」

「え?!」

振り返ると会社の先輩がいた

第35話 下駄箱

恵美「下駄箱買ったんだけどさ~作り方みんな分からないんだよね」

友治「いや、それはないでしょ‼なんなら俺が作る?」

半分は冗談で言った

恵美「じゃあお願い‼」


こうして下駄箱を作ることになった


日曜日に家に向かった

家に着くと恵美に電話する

友治「着いたよ」
恵美「今開ける」

玄関前で少し話をする
友治「お父さんは今茶の間?」
恵美「茶の間だよ」

俺は今まで友達の親とかには好印象しか見られてない自信があったので笑顔で普通に入っていく

友治「おじゃましまーす」

父「おう!!よろしくね」

初体面だ‼
これがお父さんとの初体面か

父「これなんだけどね、ちょっと複雑すぎてね」

友治「確かに複雑ですね…」

両手で広げたくらいの段ボールに板やネジ等が入っていて説明書も10ページくらいになっていた
けど、こういうのは一つ一つやっていけば出来るもの

恵美「ご飯は食べたの?」

友治「いや…まだ…です」

ここは年齢俺の方が下だし敬語使っていた方がいいか?

恵美「じゃあそうめんだけど食べてって」

父「んだー食べてけー」

俺はそうめんを食べてから作ることにした

友治「これめっちゃうまい‼」

恵美「え?本当に?良かった‼」

食べ終わると本題に入る


なんだかんだで30分くらいで完成した

友治「よし‼できた!!」

父「おおー‼助かった」

恵美「すごーい‼」

友治「じゃあ俺は帰ります」

父「ゆっくりしてったら?」

友治「今から免許の更新してこなきゃないので」

恵美「今日はありがとう」

友治「いいえ~それじゃ会社で‼」

こうしてすぐに免許センターへ向かった


免許センターへ着くと人が少ない

なにかがおかしい…

14時からなのに時間過ぎてるぞ?
ちょっと聞いてみるか

「すいません、免許の更新に来たんですけど…」

「今日はもう終わりだよ‼ハガキに13時って書いてあるよね?」

・・・

見間違えてたー!!

第34話 遊園地

友治「先月は水族館行ったから今月は遊園地行かない?」

恵美「うん、いいよ」


月に1度、1日遊べれる日があってその日の約束をした

月に1度…それはつまり月に1回は子供と会わせる日だからである


そして約束の日

二人はウキウキ気分で出掛けた

友治「最後に行ったの小学校以来だなー」
恵美「私も小学校以来から行ってないかもー」

話ながら行くと着くのはあっという間だ


友治「いやー全然覚えてねぇ‼」
恵美「なんかコスプレやってる人いない?」
友治「なんかイベントやってんじゃない?」

受付して中に入る

友治「ねぇねぇ何から乗る?」
恵美「何乗りたいの?」
友治「ジェットコースター乗りたい」
恵美「んじゃ乗ろ?」

ジェットコースターには三種類あって2番目の大きさのやつに乗った

単純に近かったからそれにしたのだが、一番レベル低いやつから乗れば良かったと後で後悔することになる

乗ってワクワクしていたのだが久々に乗るため緊張してきて登って落ちる時には
死ぬー‼
やべー‼
とか思った‼

終わるときには足が震えて上手く立てず

恵美「めっちゃ楽しかったね」
友治「う…うん、ジェットコースターってこんなんだったっけ?怖くね?」
恵美「その怖いのがいいんじゃん」
友治「俺足が…震えてるんだけど…」

そういいつつも普通に見えるようになんとか歩く

こうして色んなものに乗って行って一番大きいジェットコースターも普通に乗れた

やっぱ久々に乗ったからか…

そう思うことにした

友治「最後は観覧車に乗ろう」

そう言って観覧車に乗る

中は結構広くて横になれるくらいだった

友治「歩きまわったから疲れたー」

恵美「そうだねー」

頂上付近になると恵美の横に座った

俺は観覧車の頂上でキスをするのをずっとやってみたくて、思ってる感じの通りにした

友治「ずっとこれしてみたかったんだよね」
恵美「そうなのー?」
と、お互い笑い合いながら言う


友治「今日はすごい楽しかった」
恵美「わたしも」
友治「次は4人で行こう」
恵美「うん‼」


こうして楽しい時間は終わっていき段々といい方向へ向かっていく

やはり俺の思っていた通りになったな

あの辛い思いはその時だけだったようだ

不安はどんどん消えていった

第33話 水族館

今日は夕方まで遊べる日

それは子供が遊びにいってるからである

なので行きたかった水族館に行くことにした

朝起きるのが遅かったので俺の車で行くことにしてお昼前に着いた

近くのびっくりドンキーで食べてから水族館へ向かった

手をつないで入り見て回った

色んな魚や海の生き物を見ているとペンギンもいた

そこで俺はぷよらーのファイヤーペンギンを思い出す

「ぷよらーでさ、ファイヤーペンギンって言う人がいてさー、まあ火ペンギンって呼ばれてんだけど、前宮城で一番強かったんだよね」

「へーそうなんだ」

興味ないと思いつつもぷよぷよの話をする

一通り見たら仙台アウトレットモールに向かった

色んな店を見て回ってから歩き疲れたので観覧車に乗った

一番高いところでキスしようと思ったら隣に人が乗っていた


隣に乗ってんのかよ‼


見えてしまうため少し落ち始めたところでになってしまった

でも頂上からの景色は綺麗だった

夜景はあそこにもいつか連れていきたいな…

そして
この日初めての1日の楽しいデートは終わった

第32話 子供との出会い

レアは俺を見るとニヤニヤしていた
そう見えただけなのかもしれないが
おそらく俺らの関係が分かってんじゃね?と思った


友達ママ「みんな挨拶はー?」
みんな「こんばんわー」
友治「こんばんわー」

すぐみんな部屋に戻る

少ししてからレアだけがこっちにきた

レア「私もなんか飲むー」

友達ママ「なに飲む?ノンアルでもいい?」

恵美「じゃあ今日だけね」
そういうとノンアルをつぐ


レアは一人で混ざりに来るなんてすごい社交的だなーと感心した‼

子供がいたのですぐ帰ることになり解散した


帰ってからLINEをする
友治[なんか言ってた?]
恵美[じゅりがね~レアに私会ったの今日で2回目だよって自慢してた笑]
友治[そうか笑]

なんかもっと子供と会いたかったなー

友治[今度家に行っていい?]
恵美[え?いいけど親いるよ]
友治[だよね…]

子供とは徐々に仲良くなっていきたいからまだ一緒に遊ぶ感じではないしなー

そう思っていると後日
仕事の休日届の紙を渡しに行くのに恵美の家に行くことになった
明日の朝が恵美がいないので今日中に俺が持っとかなきゃなくなったからだ

仕事終わって恵美の家の前に車を止める

ガチャ

「おじゃましまーす」

第31話 友達の家

レア「ママ~携帯貸して」
恵美「はいはい」

ジュリもママの携帯はよくゲームするのに使う

レアはダンスしてるところを動画で撮ってもらったのを見るのに使っている

恵美「あ!!ちょっと待って‼」

携帯を取り上げる

友ちゃんとのLINEのままになっていた

恵美(ヤバイ‼多分見られた…)

いつも最後に好きだよとかハートマークとか普通に使っていたので見られちゃいけないものだった…


友ちゃんにLINEで連絡する
恵美[ごめん、多分レアにLINE見られた]
友治[え?マジ?そのあとの反応は?]
恵美[特に変わったことはないけど]
友治[じゃあ大丈夫じゃない?]
恵美[ならいいんだけど]
友治[今度の土曜日なにしてんの?]
恵美[友達の家に行ってくるよ]
友治[俺も行きたい]
恵美[いいけど子供らもいるよ?]
友治[いいよ!会いたい]
恵美[じゃあ友達に聞いてみるから]
友治[分かった]

恵美[いいってよ]


当日
恵美[もう集まってるからいつでもいいよ]
友治[今仕事終わったから近くまで行ったら連絡する]

近くまできて電話で聞いて家のアパートに入る

子供は子供同士で別の部屋で遊んでいた

茶の間に3人の友達と恵美がいた

友治「どうもはじめましてー」

友達ママ「若いー‼とりあえず座って」

話をして盛り上がっていると子供が一人来た

友達ママ「こんばんわは?」

子供「こんばんわ」

友治「こんばんわ」
いつもの笑顔で返す

子供は走ってみんなのいる部屋にいくと
「誰か知らない人がいる」
というのが聞こえた

みんな茶の間に向かってきた

そこには会ったばかりのジュリとレアもきた!!