第35話 下駄箱

恵美「下駄箱買ったんだけどさ~作り方みんな分からないんだよね」

友治「いや、それはないでしょ‼なんなら俺が作る?」

半分は冗談で言った

恵美「じゃあお願い‼」


こうして下駄箱を作ることになった


日曜日に家に向かった

家に着くと恵美に電話する

友治「着いたよ」
恵美「今開ける」

玄関前で少し話をする
友治「お父さんは今茶の間?」
恵美「茶の間だよ」

俺は今まで友達の親とかには好印象しか見られてない自信があったので笑顔で普通に入っていく

友治「おじゃましまーす」

父「おう!!よろしくね」

初体面だ‼
これがお父さんとの初体面か

父「これなんだけどね、ちょっと複雑すぎてね」

友治「確かに複雑ですね…」

両手で広げたくらいの段ボールに板やネジ等が入っていて説明書も10ページくらいになっていた
けど、こういうのは一つ一つやっていけば出来るもの

恵美「ご飯は食べたの?」

友治「いや…まだ…です」

ここは年齢俺の方が下だし敬語使っていた方がいいか?

恵美「じゃあそうめんだけど食べてって」

父「んだー食べてけー」

俺はそうめんを食べてから作ることにした

友治「これめっちゃうまい‼」

恵美「え?本当に?良かった‼」

食べ終わると本題に入る


なんだかんだで30分くらいで完成した

友治「よし‼できた!!」

父「おおー‼助かった」

恵美「すごーい‼」

友治「じゃあ俺は帰ります」

父「ゆっくりしてったら?」

友治「今から免許の更新してこなきゃないので」

恵美「今日はありがとう」

友治「いいえ~それじゃ会社で‼」

こうしてすぐに免許センターへ向かった


免許センターへ着くと人が少ない

なにかがおかしい…

14時からなのに時間過ぎてるぞ?
ちょっと聞いてみるか

「すいません、免許の更新に来たんですけど…」

「今日はもう終わりだよ‼ハガキに13時って書いてあるよね?」

・・・

見間違えてたー!!