第2話 年賀状

言われた通り歩いていくとその人の家があった

ここか…

家の前で立ち止まる

よし‼行くか


玄関を開けた

「こんにちわー」

「はーい」

するとおばあさんがきた


「すみません……さんいますか?」

「あー今日ね。友達の……ちゃんの家に遊びに行ったみたいだよ」

「じゃあこれを渡してもらっていいですか?」

持っていたチョコレートケーキを渡す
(言い忘れていたが普通のチョコじゃなくチョコレートケーキです)

するとおばあさんが何か10分くらい僕に話しかけていましたがあまり今は覚えていません…

内容はこれからもよろしくね的な感じだったはず

そして僕は家に帰りました

それから毎年、年賀状を送るようになったり
いつだかポケモンの絵を描いた紙をもらい家の机の横の壁に貼ったのも覚えてる

すごい印象に残ってるのはオコリザルの絵ですごい可愛らしい絵だなーと思って小6まで貼ってました

今思えばずっとその紙を捕っとけばよかった


話は戻りそれから
年賀状も送るようになり確か小5の時の話

親の離婚により今までの年賀状がどこに行ったか分からなくなりあの人の住所が分からなくなってしまったときがあった

それは荷物を持ってったりして移動したからだ

その時送らなくていいかなと思い、知ってる人にしか出さなかった

そんな3日目くらいにあの人から年賀状が届いた

僕は嬉しかった

だが
出し忘れてしまい
届いてから3、4日たった日

本来なら届いてるはずの年賀状があの人は待ってるんじゃないだろうか?
と思い、これは
俺が直接家に行くしかないなと決めた

住所の書いてない年賀状を持ってその人の家に向かった

すると家の前で洗車していたお父さんがいた

(マ、マジか)

戸惑った理由はただ1つ
見た目が怖そうだったからだ笑

ただ渡すしかないのでお父さんに渡した

そして年賀状は小6まで続いた
そして中学生へと続いていく…